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「メディカルフィットネスさくら」からのお知らせ

身体を動かす前に、自分の身体のボディーチェック

「メディカルフィットネスさくら」からのお知らせ

身体を動かす前に、自分の身体のボディーチェック

2016.05.25

運動を始めるにあたって、ご自分の身体の状態をチェックする事はとても重要です。
理由としては、その身体の状態に合わせたプログラムを考えた方がより効果的であるということ、
もう一つは運動の効果を把握するための情報になるからです。

皆さんが普段やっている健康チェックはどのようなものでしょうか?

まず、一番多いのは体重計に乗るということでしょうか。
現代的な生活で体脂肪は確実に増えてきています。
男性の場合、肥満のピークは40歳代で、約35%が肥満という状況になっています(平成17年国民健康・栄養調査)
つまり3人に1人が肥満の時代に突入しているのです。

肥満はご存じの通り様々な病気の引き金になります。
まずはご自分の適正体重(身長()×身長()×21=適正体重)を計算し、毎日同じ時間に体重計に乗ってみましょう。
そしてさらに可能であれば体脂肪率を計測しましょう。
体重が適正範囲内であっても脂肪の割合が高くては意味がありません。
除脂肪量(筋肉と骨を合わせた重量)30歳代を過ぎた頃から減り始めます。
男性は20%、女性は28%を一つの目安として体脂肪率を見ていきましょう。

さて、ご自分の健康チェックとして次にやっていることは、歩数計測ではないでしょうか?
最近では高性能なものが多く出回っており、様々な活動に関する記録が可能となっていて大変身近な存在になっています。
日々の生活の活動量に関して、東京都の調査では日常生活で60分程度、歩く、自転車にのる、身体を動かして作業するといった活動をしている人が約3割という結果が示されています
機械化やIT化が進み日々の生活の中でいかに身体を使う機会が減っているかが伺えます。
日本人の平均歩数は男性で8202歩、女性で7282歩、70歳以上に限ってみると男性では5436歩、女性で4604歩となっていて、目標とする一日10,000歩を達成している人の割合は全体の23割程度とされています。

運動するのはまだ考えていないという方でも、まずは「体重計に乗る」、「歩数を測る」この二つの行動から始めてはいかがでしょうか?

疾病予防運動施設 メディカルフィットネスさくら 理学療法士 平野雄三