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「メディカルフィットネスさくら」からのお知らせ

「今日から出来る、誰でもできる身体作りのススメ~身体活動と生活活動~」

「メディカルフィットネスさくら」からのお知らせ

「今日から出来る、誰でもできる身体作りのススメ~身体活動と生活活動~」

2016.05.30

運動を始めるにあたって基本的に楽な方法はありません。

寝ながら筋肉をつける、飲んで筋肉をつけるなどを謳い文句にした商品もありますが、

効果が不明なものも多く、効果があったにしても補助的なものに過ぎません。



「学問に王道なし」というように運動にも王道はありません。

日々の取り組みの結果がそのまま形となって現れます。



しかし、とはいえ運動不足の方や運動が苦手な方には、はじめの第一歩がとても大変なものです。

自転車と同じで最初の漕ぎはじめがとてもエネルギーが必要で、慣れてくれば無意識に運動しているレベルにまで達する事も可能です。



運動はしたいけど始められない人の大半は運動に対する誤ったイメージが根付いている事が往々にして見られます。

「運動は息が切れるまでやらないと効果が出ない」「ジムに通ってやらないと効果が出ない」といったように「きつい」「つらい」といった感情的なイメージを持っているために、取り掛かりにくい方が非常に多いと思います。



しかし、本来現代社会になる以前は肥満者はほとんどおらず、日ごろの生活の中で運動の時間を意識的に取らなければならないという発想もありませんでした。

つまり、運動不足の原因の大半は日常生活内での“生活活動”の低下であるのです。

例えば、車通勤、エレベータの使用、家電製品の普及、デスクワークなど生活活動を低下させる環境が身近な存在として多くあります。

まずはそれらから見直す事がとても大切です。



例えば掃除機での掃除は10分で30kcalの消費ですが、

これを掃き掃除、拭き掃除に変えると120kcalの消費となり、約4倍の活動量増加につながります。

さらには電気代節約、環境に優しいという一石三鳥の効果です。

運動の為の時間が確保できないという考えの人も多いと思います。

これであれば、隙間の時間を活用すればいろいろな事が可能です。


エレベータと階段があったらどちらを選びますか?

「エレベータがあったラッキー!」ではなく「階段があったラッキー!(運動の機会が持てた)」と発想を切り替えてみましょう。






理学療法士 平野雄三