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「メディカルフィットネスさくら」からのお知らせ

「運動の効果を引き出すために 目標設定と動機づけ①」

「メディカルフィットネスさくら」からのお知らせ

「運動の効果を引き出すために 目標設定と動機づけ①」

2016.07.22

 

  「運動を始めたけど、うまくいかない」誰しもが経験する事だと思います。

その原因は内容ではなく、ほぼ全ての人が“運動が続かないため“と言っても過言ではありません。

当施設でも退会された方に聞くと、”なかなか忙しくて“”運動はしたいんだけど“という言葉が返ってきます。

その一方でそういった方々の入会当初のお話を聞くと”痩せたくて”“健康が気になって”とそれぞれ運動を始めるにあたっての動機がしっかりとありました。

ではなぜ、継続できなくなるのでしょうか?



それは、目標がより明確になっているかどうかという点にあります。

人の頭の中は常にシーソーのように揺れ動いてます。

例えば“運動を続けて健康になりたい”という気持ちと“疲れたから家でゆっくりしたい”という気持ちは常に心の中に二つ存在します。

そういった中で、直感的にどちらが得をするのかを判断し、それが行動に現れます。

その際に、こうなりたいというイメージを強く持っていない人は、運動する事の弊害やゆっくり休んだ自分のイメージを増幅させてしまいます。

つまり、自分の心に強く響くような目標を設定する事が第一歩です。

運動をしなければと思った理由は何だったのか(健康診断でひっかかった、身近な人が病気で苦しんでいた、体型を指摘された、足腰が弱ってこのままでは動けなくなるのかと心配になった・・)を良く考えてみましょう。

「よし頑張ろう」と決意表明する事が本当のスタートなのです。

「初心忘るべからず」とはいいますが、それだけ最初の始めようと思った気持ちは重要ではありますが、それと同時に忘れやすいものでもあります。

次回は目標の立て方についてご説明したいと思います。



理学療法士 平野雄三